パラグラフライティング-わかりやすい英文を書くためのヒント

2016年12月1日 11時13分

英語論文やレポートを書くとき、みなさんは何に気をつけていますか?
論理的でわかりやすい英文にするためには、英語の文法や表現に気をつけることも
大切ですが、文章の組み立て方も非常に重要です。

当社の英語論文の英文校閲において、ネイティブの校閲者から
よく指摘されるのは、
「この部分とこの部分が同じような内容でくりかえしになっている」
「この文章は別の段落へ移動させた方がより簡潔でわかりやすくなる」
といったことです。

よく言われているように、日本人の文章はくりかえしや冗長になることが多いです。
英文で書くときには、英語のネイティブではないからこそ、
より慎重になってしまうのも一因かもしれません。
 
簡潔でわかりやすい論理的な文章を書くときの心構えとして、
ライティングの基本であるParagraph Writingについて、
今回はお伝えしたいと思います。
これを知っておくと、わかりやすい英文を書く第一歩になりますよ!

1. Paragraph≠「段落」

英文を書いているとき、どんなタイミングでparagraphを変えていますか?
なんとなく、あまり意識していない、という人は要注意です。
 
paragraphは日本語で「段落」と訳されますが、厳密に言うと「日本語における段落」と
「英文におけるparagraph」の役割は同じではありません。
 
「日本語における段落」は、文章を固めて読みやすくする「区切り」の役割が大きいです。
ある程度文章がまとまって長く続いていくと、読みづらいという理由から
段落を変えることがあると思います。
話題が変わるときに変えるという使い方もありますが、
英語ほどの明確なルールがありません。

「英語のparagraph」は「1つのparagraphには、1つのトピック」と決まっています。
1つのparagraph=1つの考えのまとまりというのが基本なので、
 paragraphが終わって、また次のparagraphでも同じトピックについて述べる
ということはありません。

このように、段落とparagraphの違いをまずは意識してみてください。

2. Paragraphの中身は?

paragraphの初めには、ほとんどの場合Topic sentenceがきます。
Topic sentenceはそのパラグラフで柱となる文章、主題を提示する役割で、
「このパラグラフで言いたいこと」です。

はじめに置くと次が書きやすくなりますし、読み手にとっても
先に主題がわかると読みやすくなります。

次に、Support sentenceが続きます。
Support sentenceは、事例や手順、時系列に並ぶ事柄や、
Topic sentenceで言ったことの根拠や理由などです。
具体的に述べて支える文章で、Topic sentenceのいわば肉付け部分になります。 

注意することは、1つのパラグラフに、事例・手順・根拠などを混ぜこまないということです。
いろいろ混ぜると、そのパラグラフで何が言いたいのかわからなくなってしまいます。
そのため、事例なら事例をまとめるパラグラフ、手順や根拠など別のことは
他のパラグラフで書きます。 

そしてConcluding sentenceです。Concluding sentenceはない場合もありますが、
Topic Sentenceの言い換えや、Support sentenceをまとめた文章がそれに当たります。

3. Paragraphをいくつか作ったら

各パラグラフのトピックを見て、どうも他の部分とうまくつながらない
Paragraphはありませんか?

スムーズにつながらないものがあるなら、それはその論文・レポートの
全体から見て筋道からそれている、重要度の低いparagraphということになります。

前後と無理につなげるのではなく、趣旨から外れたものは除くことで、
最も言いたいことが伝わるわかりやすい文章が出来上がります。
 
英語論文を書くことがなくても、Paragraph writingを知っておくととても便利です。
レポートやビジネスライティングにおいても役に立ちますし、
リーディングのときも、何が要点か理解が早まり、読む必要があるかどうかの
判断しやすくなります。
 

4. 英文校閲(ネイティブチェック)を頼むときの注意点

Paragraph Writingを意識して、文章ができあがったら、
重要な文章や投稿論文の場合はネイティブによる英文校閲を行いましょう。

 良質なネイティブの英文校閲を受けると、文章構成がスムーズになり
わかりやすく論理的な文章になります。
英語が上手な方でも、良質な英文校閲を受けるかどうかで、文章は大きく変わります。

「良質な」というところがポイントで、低価格・短納期を押したサービスですと、
最低限の修正にとどまるケースが多いですし、
ネイティブのバックグラウンドや実績も重要になります。

当社の場合、品質重視の英文校閲では、必要があれば文章構成を変えたり、
修正提案がされることもあります。
また納品後も英語で質問等のやりとりが可能です。
どんな分野の校閲者になるか不安な方がいらっしゃいましたら、
お見積・お問い合わせ時にどうぞお伺いください。
お見積り・問い合わせは無料ですので、お気軽にどうぞ。