こころとからだの健康のために鶏を育てる
2020年8月5日 10時20分
日本で暮らす英語ネイティブの翻訳者から、飼っている鶏について話を聞きました。
※英語原文は日本語記事の下に掲載しています。
私はカナダ出身で、カナダに住んでいたときに13羽ほど鶏を飼育していました。
2006年に当時日本で住んでいた横浜からカナダへ帰国し、
2013年に再度来日しましたが、そのときにまた鶏を育てたいと決心しました。
カナダでも日本でも、このことを多くの人に話すと、
鶏を飼育することについて様々な意見がありました。
鶏を可愛らしい、または風変りな動物と考える人もいれば、
鶏を飼うことで理想的な田舎暮らしを送っていると感じる人、
逆に鶏を飼うなんて馬鹿げている、不必要だ、退行的な習慣だと捉える人もいて、
鶏を育てることについていろいろな考え方があることを知りました。
私の経験からすると、これらの考え方はいずれも正しくないと思っています。
鶏を育てることのメリットはいくつかありますので、それを以下に紹介します。
まずは私が現在飼っている鶏との体験をお話させてください。
私は2018年のはじめに日本で鶏を飼い始めました。
鶏小屋を建て、静岡のブリーダーから、
岡崎おうはんという種類のひよこを8羽買いました。
私の家族が浜松まで車で2時間かけて、ひよこを迎えに行きました。
その後、肉食動物に襲われて怪我を負った3羽を失いましたが、
近所から雄鶏の鳴き声がうるさいと苦情を言われて
飼っていた鶏を手放さなければいけなくなったという市内の人たちから
鶏を引き取ったり、繁殖を経たりして、数が増えていきました。
今では、13羽の雌鶏と3羽の雄鶏がいます。
外で餌を食べているときに、雄鶏は雌鶏を守る役割を果たしますし、
彼らのおかげで有精卵が産まれるので、
それを孵化させればさらに鶏の数を増やすことができます。
家族と一緒に鶏を育ててみたいという友人に2羽のひよこを譲ったこともあります。
我が家の鶏たちは大抵1日に8個ほど卵を産みますが、
私たちでは食べきれないためご近所におすそ分けします。
鶏を育てることには、いくつかの素晴らしいメリットがあるということに気が付きました。
一つ目に、毎日新鮮な卵が採れるので、家族みんなでプロテイン、ビタミンA, D, B2, B6, B5, B12、鉄分、必須アミノ酸を摂ることができます。
卵はスーパーフードとされていて、神経系統、目、そして免疫システムなどを
健康に保つための利点がたくさんあります。
二つ目に、鶏の飼育は心にも良いということです。
私たち家族は鶏を放し飼いにしています。
庭の周りを自由に歩き回らせて(たまに隣の森に入っていくこともあります)、
食事をさせます。これにより、鶏はいろいろな食料を食べ、よく体を動かし、
いろいろな環境病原菌に晒されるため免疫システムが強化され、
健康状態が良くなります。私たちの鶏はとても健康で幸せな生活を送っています。
自分たちと鶏との関係はパートナーシップであると捉えていますので、
幸せで健康な鶏がいるということで、私たちの心の状態も良くなります。
私たちは鶏に食料を補い、小屋、冬場の暖かさ、水、安全で快適と感じられる場所を与え、鶏は私たちに栄養と喜びを与えてくれます。
三つ目に、鶏を育てることで私たちは食の安全について感覚を学び、
自分たちの食糧に対して責任を持つことを覚えます。
経済が困難な状況となり、物価が上昇するにつれて、
自分たちが食べる食糧の一部について責任を担うことがますます大切になります。
その責任を担うために田舎へ住まなくとも、もし都会に住んでいるのであれば、
自宅のバルコニーや窓台でも野菜やスプラウトを育てることができます。
食料を自給すると精神的な満足感が得られます。
完全な自給自足をする必要はありませんが、
部分的にでも食料を自給すると人生が変わるでしょう。
四つ目に、鶏を育てると自然とのつながりが生まれます。
我が家で飼っている鶏の鶏糞は菜園に与える肥料となります。
私たちは庭の小さなエコシステムにおける窒素の循環を活発にしています。
私たちの庭の土は非常に砂っぽく、健康な野菜や木を育てるには
栄養分を大いに強化する必要があります。
鶏は野菜の栽培を直接的に助け、私たちは台所から出る残菜を鶏に与えますが、
鶏は2つの堆肥の山を漁ってさらに美味しいものを探します。
このように自然のサイクルと繋がることは、精神的なやりがいを得られるという、
鶏飼育の一面でもあります。
五つ目に、鶏を育てることで世界中の私たちの祖先と繋がることができます。
私はいくつか異なる種類の鶏を飼っており、岡崎おうはんの他にチャボ、アローカナ、
ボリスブラウン、ホワイトレグホン、これらの品種を掛け合わせた雑種を飼っています。
現在の鶏、Gallus gallus domesticus(ニワトリの学術名)は家禽類の一つの亜種ですが、
何千年もの時を経て、様々な理由で飼育され、今ではたくさんの品種が存在します。
原種は4,000年以上前に東南アジアのジャングルからやって来たとされ、
人類が異なる用途(残念なことに闘鶏も含め)を見つけながら、
何千年ものあいだに世界中へ広がりました。
しかし、現在の鶏は、私たちの祖先が自然と共に働き、何千年にも渡って
何十億人もの人たちの食料となってくれた動物を生み出してくれたおかげで、
消えることのない遺産となったのです。
私たちの祖先が鶏を家畜化したと責めることはできません。
なぜなら、鶏は、時代を経て何千人、何百万人もの人々の努力を象徴するものだからです。
現在の鶏は祖先から私たちへの贈りものですので、鶏を健康的で幸せな環境で
育てることは、祖先が残してくれた遺産へ敬意を払うことだと思います。
※英語原文は日本語記事の下に掲載しています。
私はカナダ出身で、カナダに住んでいたときに13羽ほど鶏を飼育していました。
2006年に当時日本で住んでいた横浜からカナダへ帰国し、
2013年に再度来日しましたが、そのときにまた鶏を育てたいと決心しました。
カナダでも日本でも、このことを多くの人に話すと、
鶏を飼育することについて様々な意見がありました。
鶏を可愛らしい、または風変りな動物と考える人もいれば、
鶏を飼うことで理想的な田舎暮らしを送っていると感じる人、
逆に鶏を飼うなんて馬鹿げている、不必要だ、退行的な習慣だと捉える人もいて、
鶏を育てることについていろいろな考え方があることを知りました。
私の経験からすると、これらの考え方はいずれも正しくないと思っています。
鶏を育てることのメリットはいくつかありますので、それを以下に紹介します。
まずは私が現在飼っている鶏との体験をお話させてください。
私は2018年のはじめに日本で鶏を飼い始めました。
鶏小屋を建て、静岡のブリーダーから、
岡崎おうはんという種類のひよこを8羽買いました。
私の家族が浜松まで車で2時間かけて、ひよこを迎えに行きました。
その後、肉食動物に襲われて怪我を負った3羽を失いましたが、
近所から雄鶏の鳴き声がうるさいと苦情を言われて
飼っていた鶏を手放さなければいけなくなったという市内の人たちから
鶏を引き取ったり、繁殖を経たりして、数が増えていきました。
今では、13羽の雌鶏と3羽の雄鶏がいます。
外で餌を食べているときに、雄鶏は雌鶏を守る役割を果たしますし、
彼らのおかげで有精卵が産まれるので、
それを孵化させればさらに鶏の数を増やすことができます。
家族と一緒に鶏を育ててみたいという友人に2羽のひよこを譲ったこともあります。
我が家の鶏たちは大抵1日に8個ほど卵を産みますが、
私たちでは食べきれないためご近所におすそ分けします。
鶏を育てることには、いくつかの素晴らしいメリットがあるということに気が付きました。
一つ目に、毎日新鮮な卵が採れるので、家族みんなでプロテイン、ビタミンA, D, B2, B6, B5, B12、鉄分、必須アミノ酸を摂ることができます。
卵はスーパーフードとされていて、神経系統、目、そして免疫システムなどを
健康に保つための利点がたくさんあります。
二つ目に、鶏の飼育は心にも良いということです。
私たち家族は鶏を放し飼いにしています。
庭の周りを自由に歩き回らせて(たまに隣の森に入っていくこともあります)、
食事をさせます。これにより、鶏はいろいろな食料を食べ、よく体を動かし、
いろいろな環境病原菌に晒されるため免疫システムが強化され、
健康状態が良くなります。私たちの鶏はとても健康で幸せな生活を送っています。
自分たちと鶏との関係はパートナーシップであると捉えていますので、
幸せで健康な鶏がいるということで、私たちの心の状態も良くなります。
私たちは鶏に食料を補い、小屋、冬場の暖かさ、水、安全で快適と感じられる場所を与え、鶏は私たちに栄養と喜びを与えてくれます。
三つ目に、鶏を育てることで私たちは食の安全について感覚を学び、
自分たちの食糧に対して責任を持つことを覚えます。
経済が困難な状況となり、物価が上昇するにつれて、
自分たちが食べる食糧の一部について責任を担うことがますます大切になります。
その責任を担うために田舎へ住まなくとも、もし都会に住んでいるのであれば、
自宅のバルコニーや窓台でも野菜やスプラウトを育てることができます。
食料を自給すると精神的な満足感が得られます。
完全な自給自足をする必要はありませんが、
部分的にでも食料を自給すると人生が変わるでしょう。
四つ目に、鶏を育てると自然とのつながりが生まれます。
我が家で飼っている鶏の鶏糞は菜園に与える肥料となります。
私たちは庭の小さなエコシステムにおける窒素の循環を活発にしています。
私たちの庭の土は非常に砂っぽく、健康な野菜や木を育てるには
栄養分を大いに強化する必要があります。
鶏は野菜の栽培を直接的に助け、私たちは台所から出る残菜を鶏に与えますが、
鶏は2つの堆肥の山を漁ってさらに美味しいものを探します。
このように自然のサイクルと繋がることは、精神的なやりがいを得られるという、
鶏飼育の一面でもあります。
五つ目に、鶏を育てることで世界中の私たちの祖先と繋がることができます。
私はいくつか異なる種類の鶏を飼っており、岡崎おうはんの他にチャボ、アローカナ、
ボリスブラウン、ホワイトレグホン、これらの品種を掛け合わせた雑種を飼っています。
現在の鶏、Gallus gallus domesticus(ニワトリの学術名)は家禽類の一つの亜種ですが、
何千年もの時を経て、様々な理由で飼育され、今ではたくさんの品種が存在します。
原種は4,000年以上前に東南アジアのジャングルからやって来たとされ、
人類が異なる用途(残念なことに闘鶏も含め)を見つけながら、
何千年ものあいだに世界中へ広がりました。
しかし、現在の鶏は、私たちの祖先が自然と共に働き、何千年にも渡って
何十億人もの人たちの食料となってくれた動物を生み出してくれたおかげで、
消えることのない遺産となったのです。
私たちの祖先が鶏を家畜化したと責めることはできません。
なぜなら、鶏は、時代を経て何千人、何百万人もの人々の努力を象徴するものだからです。
現在の鶏は祖先から私たちへの贈りものですので、鶏を健康的で幸せな環境で
育てることは、祖先が残してくれた遺産へ敬意を払うことだと思います。
~編集後記~
今回の記事を書いてくれた翻訳者が鶏を飼っていることは知っていましたが、
こんなに深い話を聞けるとは思っていませんでした。
私も、自分が口にするものが育てられた背景や歩んできた歴史に
もっと興味を持ちたいと考えさせられました。
こんなに深い話を聞けるとは思っていませんでした。
私も、自分が口にするものが育てられた背景や歩んできた歴史に
もっと興味を持ちたいと考えさせられました。
(英語原文)
Raising Chickens for Mental and Physical Well-Being
I’m originally from Canada, and I raised chickens when I lived there. We had a flock of 13 chickens there. When I came back to Japan for the second time in 2013 (I originally left Yokohama in 2006), I decided I wanted to raise chickens here as well. From speaking to many people about it in both Canada and Japan, there are numerous opinions on raising chickens. I’ve encountered a variety of perspectives on raising chickens: some people look at it as cute or quaint, others look at it as living an ideal bucolic lifestyle, and still others look at it as silly, unnecessary, or even regressive practice.
From my experience, all of these perspectives are incorrect. There are several benefits to raising chickens and I will share them below. But, first, let me share my experience with my current flock. I started raising chickens again in Japan beginning in 2018. I built their coop and ordered eight Okazaki Ohan breed chicks from a breeder in Shizuoka. My family took a two-hour road trip to Hamamatsu to go pick them up. Since then, we’ve lost three to predators and fall injuries, but we’ve gained even more in our flock through breeding and also receiving chickens from people in the city who couldn’t keep them anymore because of noise complaints from neighbors due to the rooster crowing. We now have 13 hens and 3 roosters. The roosters help protect the hens while they are outside foraging, and they also give us fertilized eggs, which we can hatch to have even more chickens. We’ve even given away two chicks to a friend who became interested in raising chickens with his family. Our flock provides us with an average of 8 eggs per day, and that’s more than we can eat so we give the surplus away to neighbors.
I’ve discovered that there are several great benefits to raising chickens. Firstly, they obviously provide a supply of fresh eggs every day and help supply my family with protein and vitamins A, D, B2, B6, B5, and B12 as well as iron, and essential amino acids. Eggs are considered to be a ‘super-food’, with numerous health benefits for the nervous system, eyes, and the immune system.
Secondly, there are mental benefits to raising chickens. We free-range our chicken; that is, we allow them to roam freely around our yard (and sometimes into the forest next to us) to forage for food. This improves their health by giving them a diversity of food sources, abundant exercise and exposure to different environmental pathogens to fortify their immune system. Our chickens are very healthy and live happy lives. Happy and healthy chickens provide us with great mental well-being, because we view our relationship with our chickens as a partnership. We provide them with supplemental food, shelter, warmth in the winter, water, and a place to feel safe and comfortable, and they provide us with nutrition and joy.
Thirdly, raising chickens gives us a sense of food security and encourages us to take responsibility for our own food source. As things become more difficult in the economy and food prices rise, it will become increasingly important to take responsibility for a portion of one’s own food source. You don’t have to live in the countryside to take responsibility for your own food source; if you live in the city and you have a balcony, or even a window ledge, you can grow vegetables and sprouts. It’s mentally rewarding to supply yourself with food. There’s no need to become completely self-sufficient in food, but becoming partially self-sufficient will change your life.
Fourthly, raising chickens helps us to connect with nature. Our chickens help provide fertilizer our vegetable garden with their manure. We are actively adding to the nitrogen cycle of the small ecosystem in our yard. Our soil is quite sandy and requires a lot of fortification with nutrients to grow healthy vegetables and trees. The chickens directly help us grow our vegetables, and we give our chickens our kitchen scraps and they also forage through our two compost piles for even more goodies. Plugging into the cycles of nature like this is a mentally rewarding aspect of raising chickens.
Fifthly, raising chickens have allowed us to connect to our ancestors around the world. We have several different breeds, including Okazaki Ohan, Chabo, Araucana, Boris Brown, White Leghorn, and now we have hybrids of these breeds. The modern chicken—Gallus gallus domesticus—is a single subspecies of domesticated bird, but there are so many varieties bred for numerous reasons over thousands of years. The original species came from the jungles of Southeast Asia over 4,000 years ago and spread throughout the world over millennia as people found different uses for them, including, unfortunately, cock-fighting. However, the modern chicken remains a lasting-legacy to the efforts our ancestors made to work with nature to produce an animal that has fed billions of people over thousands of years. No single person can claim that they domesticated the chicken, because the chicken represents the efforts of thousands, maybe millions of people, throughout time. The modern chicken is a gift to us from our ancestors, and I view raising them in a healthy and happy environment pays homage to the legacy of our ancestors.
I’m originally from Canada, and I raised chickens when I lived there. We had a flock of 13 chickens there. When I came back to Japan for the second time in 2013 (I originally left Yokohama in 2006), I decided I wanted to raise chickens here as well. From speaking to many people about it in both Canada and Japan, there are numerous opinions on raising chickens. I’ve encountered a variety of perspectives on raising chickens: some people look at it as cute or quaint, others look at it as living an ideal bucolic lifestyle, and still others look at it as silly, unnecessary, or even regressive practice.
From my experience, all of these perspectives are incorrect. There are several benefits to raising chickens and I will share them below. But, first, let me share my experience with my current flock. I started raising chickens again in Japan beginning in 2018. I built their coop and ordered eight Okazaki Ohan breed chicks from a breeder in Shizuoka. My family took a two-hour road trip to Hamamatsu to go pick them up. Since then, we’ve lost three to predators and fall injuries, but we’ve gained even more in our flock through breeding and also receiving chickens from people in the city who couldn’t keep them anymore because of noise complaints from neighbors due to the rooster crowing. We now have 13 hens and 3 roosters. The roosters help protect the hens while they are outside foraging, and they also give us fertilized eggs, which we can hatch to have even more chickens. We’ve even given away two chicks to a friend who became interested in raising chickens with his family. Our flock provides us with an average of 8 eggs per day, and that’s more than we can eat so we give the surplus away to neighbors.
I’ve discovered that there are several great benefits to raising chickens. Firstly, they obviously provide a supply of fresh eggs every day and help supply my family with protein and vitamins A, D, B2, B6, B5, and B12 as well as iron, and essential amino acids. Eggs are considered to be a ‘super-food’, with numerous health benefits for the nervous system, eyes, and the immune system.
Secondly, there are mental benefits to raising chickens. We free-range our chicken; that is, we allow them to roam freely around our yard (and sometimes into the forest next to us) to forage for food. This improves their health by giving them a diversity of food sources, abundant exercise and exposure to different environmental pathogens to fortify their immune system. Our chickens are very healthy and live happy lives. Happy and healthy chickens provide us with great mental well-being, because we view our relationship with our chickens as a partnership. We provide them with supplemental food, shelter, warmth in the winter, water, and a place to feel safe and comfortable, and they provide us with nutrition and joy.
Thirdly, raising chickens gives us a sense of food security and encourages us to take responsibility for our own food source. As things become more difficult in the economy and food prices rise, it will become increasingly important to take responsibility for a portion of one’s own food source. You don’t have to live in the countryside to take responsibility for your own food source; if you live in the city and you have a balcony, or even a window ledge, you can grow vegetables and sprouts. It’s mentally rewarding to supply yourself with food. There’s no need to become completely self-sufficient in food, but becoming partially self-sufficient will change your life.
Fourthly, raising chickens helps us to connect with nature. Our chickens help provide fertilizer our vegetable garden with their manure. We are actively adding to the nitrogen cycle of the small ecosystem in our yard. Our soil is quite sandy and requires a lot of fortification with nutrients to grow healthy vegetables and trees. The chickens directly help us grow our vegetables, and we give our chickens our kitchen scraps and they also forage through our two compost piles for even more goodies. Plugging into the cycles of nature like this is a mentally rewarding aspect of raising chickens.
Fifthly, raising chickens have allowed us to connect to our ancestors around the world. We have several different breeds, including Okazaki Ohan, Chabo, Araucana, Boris Brown, White Leghorn, and now we have hybrids of these breeds. The modern chicken—Gallus gallus domesticus—is a single subspecies of domesticated bird, but there are so many varieties bred for numerous reasons over thousands of years. The original species came from the jungles of Southeast Asia over 4,000 years ago and spread throughout the world over millennia as people found different uses for them, including, unfortunately, cock-fighting. However, the modern chicken remains a lasting-legacy to the efforts our ancestors made to work with nature to produce an animal that has fed billions of people over thousands of years. No single person can claim that they domesticated the chicken, because the chicken represents the efforts of thousands, maybe millions of people, throughout time. The modern chicken is a gift to us from our ancestors, and I view raising them in a healthy and happy environment pays homage to the legacy of our ancestors.