日本文化を英語で表現するとき

2015年10月6日 15時09分

先日、静岡県の掛川城へ観光で行ってきました。

お城やお茶室、庭園で過ごす時間は、静かでゆったりとしていて、気持ちが和みますね。
日常を少し離れて、リフレッシュすることができました。

日本の伝統的な文化について、若い世代や海外でも興味を持つ人が増えている気がします。
20代、30代でも着物で外出したり、お城めぐりをしたり。

古いものにふれると、新鮮な気持ちになり楽しいですね!

当社では、日本の歴史や文化を扱った論文の翻訳もこれまでご依頼頂いています。

こういったテーマは、英語の参考資料が非常に限られている場合があります。
プロの翻訳者でも動詞は何を使うか、など単語の選定には苦労するそうです。

日本固有の単語(例えば「すし」)には、英語表現が無いことがよくあります。

sushiのように、ローマ字で表記する場合もありますし、意味あいから英語名をあてるケースもあります。
(例:茶道 “tea ceremony”)

ローマ字表記の場合、気をつけないといけないのは、初めに読み手に説明が必要な場合があるということです。

例えば、「北斎は浮世絵画家です。」と文章が始まる場合、
Hokusai is an ukiyoe artist.

とそのまま訳すと、ukiyoeって何?となるので、

「北斎は江戸時代の絵画である、浮世絵画家です。」
Hokusai is an artist of ukiyoe established in the Edo period (1603-1868).

のように、簡単な補足を加えます。

単純な文例ですが、英語で文章を書く時には、文法だけでなく読み手への配慮も大切です。
(英語に限らず日本語でもそうですね。)
バックグラウンドの異なる相手に、きちんと伝わるかなと配慮するだけで、印象も変わるのではないでしょうか。




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