「おまかせ」は日本独特の文化?

2024年2月8日 17時35分

皆さんは飲食店で「おまかせ」メニューを頼んだことはありますか?

以前、和英翻訳のご依頼をいただいた際に、
「おまかせ」という言葉が登場する文章がありました。

担当してくださった翻訳者さんから、
「おまかせ」が日本独自の文化であることを指摘されて
初めて気が付いたのですが、調べてみると確かに、
自分の食べるものをシェフに任せきりにするというのは
海外では珍しいことのようですね。

結果的に、翻訳者さんから、
【「おまかせ」をローマ字で表記したうえで、
その言葉がいちばん最初に登場する箇所に
意味を説明書きで加えるのはどうでしょうか?】と提案していただき、
その旨をお客様にも相談し、ご納得いただいた上で、
「Omakase」という書き方をすることになりました。

翻訳者さんがリサーチしてくださったところ、
「Omakase」とインターネットで検索してみると、
アメリカやヨーロッパなど、海外のお寿司屋さんでも
その表現が使われていることが確認できたそうで、
最近では、日本食ブームも手伝ってか、
「Omakase」という日本の文化が伝わっている国もあるようです。

シェフが勧める季節の新鮮な食材を使って提供される料理に
目新しさを感じ、特別感が湧くお客さんも多いのだとか。

海外で日本語のまま使われている言葉はたくさんありますが、
「Omakase」も、これからますます浸透していくのかもしれません。


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