集中力を高める工夫

2016年6月20日 14時34分

翻訳者は、とても集中力を必要とする職業です。1人でコツコツ作業をすすめる仕事形態ですし、正確性や精度が求められます。さらに、今の時代はスピード感が大事になっているので、ほとんどの案件で納期に余裕はありません。
 
翻訳者の中には、子供に横で騒がれたり話しかけられたりする中で作業したと言いながらも、すばらしい精度で仕上げてくれる人がいます。そんな中で仕事ができるなんて、すごい集中力だなぁ…といつも感心してしまいます。
 
当社の翻訳者は、在宅で作業をしているので、スキル面はもちろん、生活面も全て自己管理です。

会社員であれば、勤務時間も休憩時間も会社で定まった通りにやるしかありませんが、良くも悪くもフリーランスは自分しかいません。大型案件で、納期が1か月、2か月先など、先々に設定されている場合もあるので、納期までは孤独な戦いだと思います。

今日はやる気がしないな~という時もあるでしょうし、この案件はあまり興味を持てない内容で、作業が進まないな~という時もあるでしょう。ですが、やはり優秀な翻訳者は安定してよい翻訳物を納めてくれます。

そこで、翻訳者のように日々集中力を求められるプロたちが、日々どうやって集中力を保っているのか、工夫やヒントを集めてみました。
 
フリーランスと会社員では、自由度が全く異なりますが、仕事以外に資格や語学の勉強をするときにも役立つ部分があるかと思います!ぜひ取り入れられるものがあれば、試してみてください。

自分がどんな状態だと集中しやすいか、環境を意識する。

環境を選べるのであれば、完全に音のない状態か、少しは雑音がある方がいいのか、それともカフェやファミレスなど人の目があった方がやりやすいのか、人の声が聞こえてきても影響ないのか。どの状態がやりやすいのか試してみましょう。
 
音があると気になる場合は、イヤホンやヘッドフォン、耳栓を使うと周囲が話しかけにくくなるので、使って問題ない職場であれば、使用するのも手です。
 
少しは雑音がある方がいいという場合は、ラジオを小さい音でかけると、時間も分かって便利です。
 
翻訳者の場合、自宅で仕事をしている人、別にオフィスを構えている人といます。
自宅の場合でも、家族がいたり食べ物やテレビなど誘惑が多いので、部屋は専用の部屋を用意している場合が多いようです。オン・オフの切り替えのためにも、環境づくりは大切です。
 

逆に集中できない場合がどういう時か意識する。

時間帯でいえば、朝型なので4時ごろから仕事をスタートするという人もいれば、朝~正午までをコアタイムにして、夕方は早くに切り上げるという人。逆に夜型で夜に集中できるという人もいれば、時間を全く固定して決めていない人もいます。
 
これはフリーランスだからできるスタイルですが、特に負荷がかかる作業をどの時間に持ってくるか、という工夫なら誰でもできそうです。仕事始めの午前中には優先度の高いものを済ませて、午後は時間の取られるリサーチにあてるなどといった時間配分は、自然としている人も少なくないと思います。
 
また、オフィスで作業する場合は、周囲の話し声や、貧乏ゆすり、パソコンのキーボードの音が気になる、という人も少なくないのではないでしょうか?
 
ほとんどの場合、残念ながらがまんするしかないですが、普段の雑談の中で、「上司のキーボードの大きな音って気になるんだよな~」など、第三者を例にして、さりげなく周囲に伝えて運よく改善できることがあるかもしれません。

休憩時間や区切りを決める

何分やったら休憩する、ここまで終わったら休憩を入れるといった区切りを、初めに考えておきます。
そして小さな楽しみを目標に、何とか頑張るというやり方です。

お菓子メーカーのオフィス用のおやつBOXを取り入れている会社もありますね。
お菓子だけでなく、アイスなどいろいろなバージョンも出ていて、人気があるそうです。
 
 

リフレッシュ方法を見つける

集中の最大の敵は「眠気」ではないでしょうか。やる気があっても、だれにでも眠気はやってきます。
 
ランチタイムの後に再びオンタイムに戻るという意識づけ・眠気防止に、コーヒー・お茶、歯磨き、ガム、アロマのグッズ、など月並みですがいろいろ試してみてください。
 
アロマグッズなら、スーッとした香りのペパーミント、ユーカリなどがオススメです。

実は、社内ではタイの「ヤードム」というグッズが流行っています。
あまり日本では知られていないのですが、これです↓



白い棒のところに鼻を近づけると、スーッとした香りが漂います。容器の下の方にペパーミントや漢方などの成分が含まれていて、匂いが消えてきたら入れ替えることもできます。

タイ好きのスタッフから教えてもらったのですが、眠い時(や花粉症のときも)にオフィスで目立たずにリフレッシュできるので、とても気に入っています。

タイでは、これを鼻に指したままの人も!乗り物酔いの防止にもなるので、外で嗅いでいるそうです。

日本ではネット通販やタイ雑貨のお店で購入できますので、ヤードムで調べてみてくださいね。
 
また、軽いウォーキングやジョギング、犬の散歩、昼寝でリフレッシュしている人もいます。
ジョギングには初め驚きましたが、日課にしていると頭がすっきりするそうです。


中には筋トレを仕事の合間にしている強者もいて、おもしろかったです。
室内にこもって、頭をフル回転する仕事なので、無心になれるのがいいのかな、と思いました。

 
最近はだいぶ減ってきていますが、たばこで一服という方法も根強いです。オフィスの場合は、そこで少し同僚と話せることも、リフレッシュなのでしょう。
 
どれも特別な方法ではないですが、自分に合った方法を見つけられるといいですね。
 

そして、集中するために、一番効果があるのは…「納期!」という回答がありました。
確かに納期間近になったら、何が何でも終わらせるためにやるしかない!工夫でも何でもないですが、結局は追い込まれると、120%の力が出るようです。
 

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